

紅茶のマドレーヌをご馳走になっていると、
実家で母親と暮らしている姉(長女)が、
鎌倉に住む姉(次女)が先日置いていったという本を何冊か持ってきた。
その中に発見!
中学校の英語教師であり、詩人であり、版画家であり、はたまた雑誌の装丁まで手がけた川上澄生の「明治少年懐古」の文庫本…。
記憶が確かなら何十年も前、
私がまだ駆け出しのコピーライターだった頃、
立派な復刻版を見た記憶がある。
(この本が最初に出版されたのは1936年!)
川上澄生といえばなんといっても、
詩と版画「初夏の風」が思い浮かぶ。
詩そして詩情表現が傑出している…
若年の感受性がそっくり一枚の作品になっている。
作品集で見たときの感動した思いが蘇ってきた。
ラベル:初夏の風